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【米国ETF】知識ゼロからのVYM【勉強ノート】

皆さん、こんにちは。

前回、米国ETFとして「SPYD」について勉強しました。本日は同じく有名な米国高配当ETFである「VYM」について勉強していこうと思います。

↓SPYDの勉強ノート

【米国ETF】知識ゼロからのSPYD【勉強ノート】

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ネット上では既に色々な情報があふれていますが、初心者が知識ゼロから最低限知っておくべきとして、こちらを勉強ノートしてまとめていこうと思います。

それではさっそく見ていきましょう。

 

VYMとは?

VYMは正式名称をバンガード・米国高配当株式ETF(FTSE High Dividend Yield Index)といい、米国株式市場の高配当利回りの約400銘柄で構成されるETFになります。

SPYDと同様に米国高配当ETFとして有名であり、よく比較対象になっている銘柄ですね。まず400銘柄という構成銘柄数の数が多いことが目に入りますので、その当たりからの特徴が出てくることが予想されます。

 

基本情報(2020/11/30時点)

それではVYMの基本情報から見ていきましょう。正しい情報は運用会社のデータを見るべきかなと思うので、Vangurd社のHPを参照しました。

Vanguard社 VYM

設定日:2006年11月10日
経費率:0.06%
配当頻度:四半期毎(3月、6月、9月、12月)
配当利回り:3.15%
基準価格:$89.29
総資産総額:$333億(2020/6/30時点)

どの様な特徴を持つETFかは、まず上記の基本情報を確認すれば良いかと思います。

VYMの基本情報から見て取れる特徴としては、設定日が古い・経費率が低い・総資産総額が大きいといったところですね。

設定されてから既に16年ほどの歴史があり、長期の遷移を確認することができます。以下のチャートを見るとリーマンショック、コロナショックで急落していますが、それでも年単位で回復して右肩上がりで基準額は上がっています。SPYDに比べてはコロナショックからの回復が順調だったと言われています。

経費率もSPYDと同様に圧倒的低さを誇っています。こちらも長期保有しても手数料負けしない大きなメリットになりそうですね。

配当利回りは3%を少し超えたくらいであり、高配当としてはもう一声、という気もします。構成銘柄が約400銘柄あり、その中には利回りが高くなり銘柄も含まれているため、そこまで大きな配当利回りになっていないのかと思います。

総資産総額は設定日から時間が経っている分、当然大きな額になると思いますが、それでも継続して資金の流入があることは安心感につながる材料だと思います。

 

構成銘柄から考える

次にVYMの構成銘柄をみていきます。2020/10/30時点のVYM構成銘柄の保有比率トップ10は以下のとおり。

VYMの上位には、Johnson & JohnsonやP&G、Intelなど日本でもお馴染みの会社が名を連ねていますね。新型コロナウイルスのワクチンで話題となっているPfizer(ファイザー)も入っています。

個別に話題のある会社の株式を購入せずとも、一株主として投資できることが、ETFの大きなメリットかと思います。(デメリットになってしまう可能性もありますが。。)

 

業種別構成比率から考える

では、構成銘柄の業種別の保有比率はどうでしょうか。2020/10/30時点のデータは以下の通りで、「金融」「生活必需品」「ヘルスケア」の割合が上位となっていますが、VYMは構成銘柄も多いためセクター割合も比較的バランスが取れたETFと言えそうです。

金融・テクノロジーなどは景気敏感銘柄になり、生活必需品・ヘルスケアはディフェンシブ銘柄となるので、VYMの様にセクター割合のバランスが取れている銘柄であれば、株価の暴落にもある程度耐性があるのかなと思います。

つまり、長期保有により適しているETFではないでしょうか。自分で他の銘柄と組み合わせてバランスを取る必要性も少なくなるかと思います。

それだけでは物足りないとい人は、個人の判断によって、より期待できる、増やしたいセクターをプラスで投資していく手法が良さそうです。

 

まとめ

今回は米国高配当ETFとして有名なVYMについて勉強しました。

安心感があり、バランスの取れたETFなので、それなりの配当を得ながら長期保有するには素敵なETFだと感じました。

この様にブログに書くことで自分で勉強でき、投資判断に自信を持てるようになることは大切だなと思います。

未来は誰にも分からない!

では、また次の勉強ノートで!

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