前回の記事ではISACAアカウントの作成と公式問題集の購入について説明しました。
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【問題集購入から認定まで①】公認情報システム監査人(CISA)/公認情報セキュリティマネージャー(CISM) 徹底ガイド【勉強法】
国際機関であるISACAが認定を行っている公認情報システム監査人(CISA)と公認情報セキュリティマネージャー(CISM)の2つについて、問題集購入から試験申し込み・受験・認定までを徹底解説していこう ...
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今回は、試験の申し込みから合格後の認定申請までを解説していこうと思います。
本投稿は2020年9月時点の情報になります。
試験の申し込み
ISACAサイトのヘッダー「CREDENTIALING」をクリックして、自分が受験したい資格をクリックして進んでいきます。今回はCISAを例に進めていこうと思います。



「REGISTER NOW」をクリックして、資格受験のバウチャーを購入します。ここで受験登録をする訳ではなく、受験する権利を購入するイメージです。ここで購入したバウチャーは1年間有効で、購入した後1年以内に受験をする必要があります。
以下にある通り1回の受験でUS$760掛かるので、是非とも一回でパスしたいですね。

必要情報を入力していきます。
Personal InfoやMailing Addressは登録情報が入力済みとなっているはずなので、Professional Infoを埋めていきますが、ほとんどがプルダウン形式で選択できるので特に悩まずに進められるかと思います。

入力が完了して「CONTINUE」をクリックすると、特記事項のチェックをする画面になるので、以下を参考にして進みます。

入力内容の確認画面「REVIEW」にて、問題なければ「ADD TO CART」をクリックして支払いを進めていきます。支払手順については問題集を買った際の手順と同様です。

それでは、いざ受験です。
試験日や試験会場の申し込み画面を取得できていなかったのですが、詳細説明が以下の通りSCHEDULE GUIDEとして用意されていますので、こちらを参照するほうが分かりやすいです。

以上で試験の申し込みは完了です。しっかりと準備して当日望みましょう。
試験当日
当日はテストセンターでの受験となりますが、いわゆる自習室の様なところにそれぞれ1台PCが置いてあり、指定された席で試験を受けていくという手順です。
今年から自宅受験も可能となった様ですが、カメラでの監視など色々と面倒なので、これまで通りテストセンターでの受験がやり易いかと思います。
身分証明書は1種類で問題なかったので、私は運転免許証だけ提示しました。
試験を全て終えて、アンケートに回答した後に直ぐ暫定の試験結果が画面に表示されました。そこで合格となっていれば覆ることはないのではないかと思います。ただ、画面で見て確認するだけですので、後程送られてくる正式な試験結果メールを待ちましょう。以下のタイトルでメールが送られてくると同時に、ISACAのMypageでも結果を確認することができます。
CISA Exam Result Notification - Exam ID: ○○○○
認定申請
正式な試験結果メールにて合格を確認できたら、資格の認定申請の手続を行いましょう。やるべきことは、以下のStep1~3となります。
- Step 1 - 認定申請手数料の支払い
- Step 2 - 認定申請書の記入
- Step 3 - 認定書の提出

Step 1では認定申請手数料US$50の支払いを行います。こちらは「PAY NOW」からカードに追加して支払うこれまで実施してきた方法と同じです。
Step 2では認定申請書の記入を行います。「DOWNLOAD」をクリックすると以下の様な申請書をダウンロードする箇所へ飛ぶので、日本語の申請書を参考にしながら英語版を記入していけば良いかと思います。(日本語版に記入して提出しても問題ないと思いますが、現地の担当者に提出するので英語版の方が良いかなと考えました。)

資格認定にはCISA/CISMともに5年以上の業務経験が必要となりますが、一部は大学卒業などで代替、免除が可能となっています。
Step 3では、Step 2で記入した申請書及び必要な証明書(大学の卒業証明書など)を提出します。「SUBMIT」をクリックすると以下の画面となるので、申請内容のレビューをお願いしましょう。
Messageには以下の様に記載すれば問題ないかと思います。ご参考まで。
To whom it may concern,
Hi, I am ○○. I would like to apply for CISA/CISM Certification.
Please find attached documents for approval.
Best regards,
○○

以上で申請手続も全て完了です。
無事に認定されると完了メールがCISA/CISMとも数日から1週間位で届きました。その後、一か月後くらいにISACA本部から認定バッチと認定証が届きます。
まとめ
今回は、CISA/CISMを受験する流れを解説していきました。
ISACA試験は受験するまでのハードルが高く尻込みしてしまう方もいる様ですが、こちらの手順に沿って実施していけば悩むこともないかと思います。
勉強も公式問題集をやっていけば良い分かりやすいものなので、難易度が高すぎる資格ではないと考えています。
CISA/CISMを受けることで監査・リスク管理の考え方が身に付き、普段からその様な業務を担当している方は直接役立ちますし、転職市場でも一定の価値を証明してくれる資格だと思っています。
これから受験する方に少しでもお役に立てば嬉しいです。